天野貴元が年齢30歳で他界した口腔がんの壮絶な闘病とは！

公開日： 2016/04/03 : 病気・治療, 雑記天野貴元、年齢

天野貴元さんとは？

天野貴元さんはアマチュア棋士。

口腔がんを患い、言語障害になりながらも

プロ棋士になる夢を追い続けた方です。

wiki風プロフィール

名前：天野貴元（あまのよしもと）

出身：東京都八王子市

生年月日：1985年10月5日（30歳没）

血液型：Ａ型

アマチュア棋士として生きた証

天野貴元さんが将棋を始めたのは、

6歳の時でした。

きっかけは、父親の影響だったそうです。

天野さんが将棋をはじめて

わずか4年の10歳の時にプロ棋士養成機関の

「奨励会」に入会し、16歳で三段に昇段するという

将棋の才能を発揮され、「天才少年」と

呼ばれていました。

プロ棋士になれる才能を持ちながらも

挫折うあ自堕落な生活を送るようになり

プロへの道を諦めることになります。

アマチュア棋士として活動している中、

27歳の時、悲劇が天野さんを襲います。

口腔がんと宣告され闘病しながらも、

プロ棋士への再挑戦したい思いが強くなり

大会へ強行出場をします。

その後もがんと闘いながらも、

家族の支えや応援を受けながら

大会に出場し続けました。

口腔がんとは？

天野貴元さんの口腔がん告知

天野さんは27歳のときに

舌が腫れあがりうまく喋れなくなりました。

病院での診断結果は口腔がん

しかも、舌のほとんどを除去しないと

助からないと告げられます。

天野さんが診断を受けたときには、

腫瘍の大きさは4ｃｍ以上

ステージⅢと危険な状態だったそうです。

放置すれば、転移の危険性もあったそうです。

天野さんは舌の切除を決断し手術を受けます。

しかし、切除したことで言語障害となってしまいます。

抗がん剤の治療は拒否し続けていたそうです。

体重は30キロ台まで落ちてしまいます。

2014年再び悲劇が天野さんを襲います。

がんの再発

肺への転移が見つかりました。

余命は1年と告げられます。

それでも、天野さんは諦めなかった！

苦しい闘病生活に耐えながらも

プロ棋士になるという夢を追い続けていました。

しかし、2015年10月27日の午前0時2分に

この世を去りました。

ザ・ノンフィクションで天野貴元さんを

取り上げられていましたが、

本当に辛そうな体で大会に向かう

その姿に涙がでました。

そして、ふらふらになっている状態でも

夢をあきらめない姿に感動しました。

口腔がん

口腔がんの中にもいろいろな部位により

種類があります。

天野さんの口腔がんは舌に出来た舌がん

舌がんの初期症状は、粘膜の表面下で小さな

しこりができるだけで表面にはほとんど変化が

ないそうです。

しこりができずに粘膜の表面が白くなるだけの場合や

痛みだけがある場合、粘膜の表面が赤くなるだけの

場合もあるようで、がんと気付きにくく

かなり進行してから病院に行く人が多いことから

早期発見率が患者全体の20％しかないそうです。

そのため、発見した時にはすでに

進行しているパターンが多く、死亡率が高めに

なっているそうです。

天野さんが発見された時はステージがⅢだったようですが、

ステージⅢの5年生存率は50％～60％だそうです。

遠隔転移してしまっていると

ステージⅣになり5年生存率は30％以下となります。

発見しにくく、発見されたときには

かなり進行しているって

こわいがんですね。

こんな症状があったら注意！

・舌や歯茎が赤や白に変色する

・触ると硬いしこり

・小さな潰瘍（ただれ）

・食事中にしみる

・口の中のある部分がヒリヒリする

・首のリンパ節の腫れ

・首のしこり

このような症状は口腔がんで見られる

症状です。

口腔がんは首のリンパ節へ転移するケースが

多いそうで首のリンパ節の腫れや首のしこりに

よって発見されるというケースもあるようです。

なにか気になる症状があった場合は

口腔外科や歯科医院を受診しましょう。

まとめ

30歳という年齢で口腔がんにより

この世を去った天野貴元さんについて

まとめました。

がんになっても余命宣告されても

あきらめない！

その姿勢が印象的でした。

病気になると、マイナスに

考えてしまう人が多い中、

天野さんの前向きな考え方や行動に

心打たれた方も多いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。